Episode2「ハッピーかき氷大作戦・前編」

2022年8月26日

ハッピーボーイたちは、かき氷屋さんをはじめた。
かき氷屋さんなら、一度にたくさんの人をハッピーにすることができる。
ハッピーボーイは無限にかき氷を生み出すことができる「かき氷ボーイ」に変身した。

そして、この作戦の狙いはもう一つあった。
かき氷を食べた人の体温が下がることで、地球全体の温度を下げることである。
かき氷ボーイたちは、かき氷をばら撒き続けた。

すると…

「誰の許可を得て、ここで氷を売っているんだ!」
と、柄の悪そうな人たちが話しかけてきた。
彼らは、地元で有名な暴力団グループ「ヤ組」の人だった。
どうやら、この海岸を取り仕切っているようだ。

そして、真っ黒な車が一台止まった。

車のドアが開く…

「…。」
なんと、ヤ組のボス。
通称「ヤーさん」ではないか。

かき氷を作り続けるハッピーボーイをジッと見つめるヤーさん。
「…。」

そしてヤーさんにかき氷を提供するハッピーボーイ。
「…。」

地球のことを全く知らない彼らにとっては、ヤ組の人も普通の人も何も変わらない。
同じ地球の人であった。

つづく…